TENET(テネット)

ノーラン監督の話題作、TENET(テネット)。
専門家?などを中心に高評価のレビューが多い印象ですが、個人的には評価しづらい映画かなという映画でした。早速TENETをレビューしていきましょう。今回は間接的なネタバレだけでストーリーのネタバレはしてないです。

テネット1
公式より






1.総合スコア:3.0



評価不能
評価不能1

正直な感想として、面白くなかった。評価が難しい映画でした。一度見ただけですので、全然理解できていないからそうなるんだと思います。でももう一回見ようとはならないですね。もし下の記載で解釈を間違っている部分があったらすいません。



2.評価が分かれる理由(ネタバレ)


評価が分かれる理由

本作はスパイアクションに加え、タイムトラベルというSF要素を含んだ作品に仕上がっています。ストーリーはよくある話なので内容自体は難しくない映画でした。

内容は難しくないけれど、専門家と一般人の評価には溝が生まれています。では何が評価を二分してしまうのでしょうか?

その理由は革新的な時間の表現方法にあります。


革新的な映像表現ゆえに・・・

本作ではタイムトラベルの表現方法が全く新しい方法で表現されおり、一般的に抱くタイムトラベルへのイメージとかけ離れた映像に仕上がっています。

普通みんなが考えるタイムトラベルは、ドラえもんのように未来から過去に戻り、のび太くんが暮らす時間の中で一緒に未来に向けて歩んでいきます。過去に戻るということは、過去の世界で過去の物や人とともに未来へ向けて進んでいくイメージです。

しかしTENETで描かれるタイムトラベルは過去に戻っても、戻った時点から未来に進みません。過去に戻れば戻り続けるのがTENETのタイムトラベルなんです。

まさに時間が逆行するということです。

この時間の逆行という表現が観客を非常に混乱させます。

過去に戻れば、前にみたことがあるシーンが前に見た通りに起こっているはずなのに、逆行することでまったく違うことのように見えてしまいます。過去の世界では車はうしろに戻るものなので、上手く操縦できませんし、呼吸も空気をはいて吸うものなので上手くできません。鳥は後ろに飛んでいきますし、過去の人から見た未来人は動きが逆再生されているのでふざけているようにしか見えません。逆もしかりです。

とにかく言葉にはできないし、見ていてもどういうことか全く理解できないんです。

さらに難解なことにタイムトラベラーは過去からの順行も可能!!

未来人はタイムマシンを使って、過去に逆行していくわけですが過去の世界で再びタイムマシンを使えば、時間の向きを正常に戻すこともできます。

過去への逆行のみだけではなく、過去からの順行も可能なだけに、だれがどの時点で逆行しているのか巡行しているのかが理解できなくなるのです。始めてみたときに、この過去からの順行という視点に気づかないと、理解できないシーンがいくつか出てきます。

先入観でタイムマシンは過去へ行くためだけのものと思ってしまうと、多くの疑問と見落としを作ってしまいます。この逆行と順行という2つの視点を持ってみたとき、初めてスタート地点に立てる映画になっているのです。

結論として・・・

タイムトラベルという時間の表現方法が今までにない視点で作られている為、観客の大多数は映像で何が起こっているのかをはっきりとは理解できません。

確かにストーリーは簡単だし、何となくは分かるんです。

でもどうして、そうなるのか?そういう動きをするのか?一発で理解できる人はほぼいないと思います。この映像表現・設定がまさに観客に混乱を巻き起こし、評価を分けている原因です。

この逆行体験は新鮮な体験としては評価できますが、正直おもしろくはないです。なぜなら、どこが現在で過去で未来のシーンなのか時間軸が分からなくなるからです。地に足がつかず宙ぶらりんな状態に観客はさせられてしまうからこそ面白くないのです。簡単に理解できないからこそ、万人受けしない作品ではないかと思います。

一方で、この映像体験を新鮮だと感じスゲーと引き込まれる人もいます。そういう人にとっては、素晴らしい体験をした!!良い映画だと感じると思います。ただ、評価している人の多くも1回目で理解できないからこそ、2回目をおかわりして理解しようという意見が多数です。

高評価でも低評価でも1回で理解できないのが今作の悩ましいところですね。

2回目の方が面白いではなく、1回目から面白いであればよかったなーと思います。





3.感想


個人的な感想としては、2回目が面白いというレビューに違和感しか感じません。1回目も面白かったけど、2回目の方がさらに面白くなったというのであれば面白い映画だと思いますが、

1回目は分からなかったけど2回みたら面白かったでは、つまり面白くないということでは?と感じます。同じ映画を2回も見ないよという人が大多数だと思いますので、2回みる必要がある映画は一般的には面白くはないということではないかなーと感じました。

とはいえ、人によって評価が分かれる映画ですので、評価を気にせずとりあえず自分で確かめてほしい映画です。そんなに映画を見に行かない人には少しおすすめしにくいですが。。。

面白い面白くないにせよ、新鮮な映像体験だけは確実に体験できると思いますよ


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